1960年代にこの辺りの温泉街は大いに賑わい、ストリップ劇場も12軒ほどあったという。現在はこの湯原観光劇場のみ廃墟として形を残している。
このジャンルは茨城県の明野劇場以来であり、胸が高鳴る。
床にはマッチが散らばっている。
受付カウンターかな。奥の階段を登ると…
音響室だ。奥に劇場が見える、行こう!
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お馴染みの円形の舞台。
奥には鷲の絵が描かれている。全体的にうっすらと埃が積もっているが、この寂れ具合がたまらないのだ。
裏には仮眠室や浴場。華やかな舞台の裏側を垣間見る。
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実は今の舞台は小劇場、メインの大劇場はもっと先にあるのだ。
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小部屋。テレビや椅子たちがそわそわしている。それではお待ちかね、大劇場へ。
広い、立派、ゴージャス!
暗いゆえに幽玄。舞台の奥には、おたふくの仮面が飾られている。
全盛期には全国に300軒近くあったストリップ劇場。熱心なファンは追っかけとして、全国を回ったという。
上に見える音響室に行ってみよう。
ごった返している。奥のスイッチには「花道右」「花道左」「ネオン」「ベット回転」などがあった。
壮観な眺め。訪問出来て本当に良かった。
当時の踊り子さんたちは、今はどこで何をしているのかな。
ここもまた時代に翻弄された場所。でも、たった半世紀前の物語である。
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