
初夏の山道をゆく。季節によっては、かなりの悪路になることは想像に難くない。

道も合っているのか不安になってきた所で…うっすらと見えてきた!!

これは感動だった。ついに、湯原温泉ロープウェイの山頂駅に辿り着いたのだ!!!

1975年に開業。この付近にレジャーランドが建設される計画があったが頓挫した影響で、わずか6年後の1981年に休止に至ったロープウェイ跡だ。


天気に恵まれた。

当時のレジスターだろうか。日に照らされて、気持ち良さそう。

柱がアジアの古代遺跡みたいになってる。

奥まで行ってみよう。

この先に湯原温泉ロープウェイ(山麓駅)があると思うと感慨深い。


中へ入ってみよう。


◯◯牛乳とか書いてそうなベンチだ。

うおっ!!


シングルプレイだが、ここまで来たら行くしかない…。

登頂。

たまに穴があるので、気は抜けない。

大きな二つの滑車が出迎えてくれた。

惚れ惚れする佇まいだ。

中央には廃墟の窓。

高揚感も相まって、かなり満たされている。幸せだ。


この写真は変わる廃墟展にも出展した。バッググラウンドも大切なのだ。


さらに、奥へ。


運転室だ!!


人々が去って40年。静かに、確実に朽ちてゆく。

心地好い風が吹いている。汗が引いたら、あの階段をゆっくり降りて帰ろう。家に帰るまでが冒険なのだ。
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