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ホワイトハウス 

トンネルを抜けた先。

ホワイトハウスと呼ばれる心霊スポットが、この奥に眠っている。

見えてきた。

1970年頃より存在が確認されるRC二階建て建築。相当荒廃していると聞いているが…。

その通りだった。

一度外から撮り、再び中へ。

壁に残るのは階段跡。今は二階へ行く術はない。

浴槽。これも年季が入っている。

左手の穴を覗くと…

チラッ。

まだ色が新しい。人の来訪は今も絶えていないようだ。

以上が一階の間取り。住居にしては狭く、謎多き物件だ。

気合いで二階へ。さらに屋上へ続く鉄製の階段は完全崩壊している。

さぁ、二階だ。

二階もしっかり荒廃していた。

1990年代に一世を風靡したバンド名。落書きも時代を感じさせる。

一階から見上げた大穴。

周囲は森に包まれている。この建物はコンクリート製でなければ、とっくに朽ち果てていただろう。

ここは何も無いという下馬評であったが、感じるものがあれば十分。来た甲斐はあった。

来るまでに少し難儀した。そこも含めて、廃墟探索は胸躍る冒険なのである。

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