足尾銅山で用いられるダイナマイトを保管する火薬庫だった。1912年に建築され、その後増改築を繰り返し、1919年に完成した。1954年に役目を終える。
廃墟としては定番の場所であり、事前の下調べもせずにやってきた…。スマホの電波もなく、少し迷ってしまった。
急斜面に怪しげな扉を発見!!
トンネル発見
トンネルを抜けるとそこは…
宇都野火薬庫でござった!ヤッター!!
春の陽気に気持ち良さそうだ。
夏はまた違った景色が見られるのかな。
あの扉から入ってきたのだ。粋な演出をさせてくれる。
急接近。だいぶ仲良くなった。
でも思っていたより、小さいんだなーって思った矢先…
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隣にもう一つあった!!テンション爆上がり☆
さっきのより全然大きい。こっちが有名な方だ。
枯れ葉が深く積もり足場は悪いが、降りてみよう。
こちらにも扉とトンネルが設置されている。
白い御影石で作られており、苔の緑が映える。
少し残る当時の面影。
トンネルを使おう。
この扉も十分絵になる。
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実はさらに隣に火薬庫を見つけていた!
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トンネルから行ってみよう。
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三つ目!サプライズの嵐で興奮しきりだ。
瓦が積まれている。
10年前の写真では屋根瓦がまだ残っていた。年々変わってゆくのだ。
オイルヒーターだ。凍結による火薬の爆発を防ぐためのものだったらしい。
横顔。
後ろ姿。
なぜこんな斜面の底にあるのか。それは火薬庫という特性による。
万が一の際の爆風を最小限に防ぐため、斜面の中に沈めるように造られているのだ。
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宇都野火薬庫クライマックス!
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な、なんと、隣に四つ目発見!!!
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キター!!!
御影石造り三連発と続いたが、こちらはシックな煉瓦造りだ。写真集でお見かけするのもコイツだ!!
建設は明治45年。かなりご年配。
近くの草藪からは時折大きな鳥の羽音。びっくりさせて、申し訳ないっ。
床下には爆風を逃がすための穴。
チラッ。
こちらも原型を留めない残留物が残る。
宇都野火薬庫、予想の何倍も良かった!!
またいつか再訪したい。「白沢峠の廃ダッジ」と似たような感情を抱いている。
どこまでも静かな山の中。枯れ草に足を取られながら帰るが、気持ちは軽やかだ。
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