栃木県日光市にある足尾銅山関連遺構の一つ。新梨子油力発電所に隣接しているレンガ造りの遺構。当初は木造建築であったがその後レンガおよびコンクリートで外装補強が為されたと聞く。
2011年の夏に建物左側の崩落が確認され、その後更に倒壊が進んだらしい。
正面突破は無理。迂回してゆく。
屋根も崩れまくっている危険地帯だ。
漂着。
窓の先に見えるもの。
新梨子油力発電所だ。こちらの崩壊具合にきっとハラハラしている。
今いる場所だって今後どうなるかわからない。無への回帰は確実に始まっている。
さらに奧へゆく。左手の奥に誰かいるぞ。コントで頭にタライ落としたみたいになってる。
それはスネ夫。
ここが一番有名な場所。
用途を終えたアーチ窓が静かに佇む。
番号の振られた棚。鎖の錆び具合も長い時間を感じさせる。
きっと今回が最初で最後だろう。一期一会。
座して死を待つ侍のよう。廃墟探索は時に危険を伴う。自制心と探求心のせめぎ合いだ。
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