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ホテル寅福

高見山の山頂に鎮座するホテル。「とらふく」の大きな看板が麓からでも目を引く好立地で、瀬戸内海の大パノラマを一望できる絶景が有名だった。

正面玄関へ続く道は舗装道路が崩落。閉業して20年以上が経っている。

受付フロアー。反対側に目をやると…

大パノラマのテラス「島空廊」だ。270度の眺景を誇ったという。

今はかなり危うい。

暗い館内をゆく。

宴会場「福福」

ホテルは高度経済成長期に開業した。当時は賑わったのだろう。

外に目を見やる。

茶色の非常階段。かなり朽ちており、危険なオーラを放っていた。

客室へ。

おおお~!!

これは絶景だ!!島がクジラのよう。高所恐怖症の人は泊まるのが怖いくらいだ。

1990年代に流行った厚底靴が上階へ誘う。

二階。そこもすっかり廃世界だった。

すんごいドアの倒れ方。

どの部屋も絶景!!ってか風が強い。吹っ飛ばされそうになる。建物も少し揺れるのだ。

非常口の看板が…デカい!!

三階。落書きも目立つ。

非常階段は底が抜けている。やはり危険だった…。

それでは…

最上階へ!!

夕方で少しどんよりしているが、圧巻の光景が広がっていた。

例の客室から見えたクジラさんだ。

振り返ればとらふく。あんなに遠くで眺めていたものを間近で見る。感慨深い。

大きな大きな看板だ。この辺りの人々は生活の中で、何度も何度も見ているだろう。もはや、地域のシンボルに近い。

ここはBarだったらしい。今は風がビュービュー吹き抜けて、全く寛げない。

梯子が風で揺れている。ここでも栄枯盛衰の物語が一つ幕を閉じたのだ。

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