伊豆半島最南端の景勝地の石廊崎。
ここにはあるものが眠っている。
眼下に広がるごつごつした岩、海底に噴出した溶岩流から形成されたという。
見えてきたぞ。
断崖絶壁に和式トイレ。しかも、扉や柵の類も無い。
一応は窓のようなものや手洗い場も設置されているようだが、実際にこのトイレを使っている人はいない。今まで一人もいない。多分。
様々な角度から、見る。
便器が豪華だ。昔々、昭和天皇が石廊崎へ行幸された際に、岬の先端の方にトイレが無いのは失礼になるとの考えから設置されたようだ。
ただ、天皇は実際には先端までは来ず、足を運んだのは石室神社の手前にある石廊埼灯台までだったようだ。
設置した際には木の扉が付けられていたが、台風で吹っ飛んでしまったらしい。
今のところ移設や撤去については考えておらず。ただ、今後、使用禁止の札をつける予定らしい。
な、なんと…。
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水が流れた…。
おおー。
今まで見てきたトイレの中で最も神々しい。因みに自身のトイレに籠もった最長時間をここで、大幅に記録した。それ程に魅力あるトイレだったのだ。
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