娯楽施設である別府ラクテンチと志高ユートピアを繋ぐ、壮大なる志高ロープウェイ。志高ユートピアからリフト乗り場を抜け、森の中を突っ切り、林道を歩いてやって来た。10キロほど歩いただろうか。
奥にゴンドラ「乙原」が見える。この場所に立つのをずっと待ち望んでいた。
「しだかユートピア」と書かれた自販機が満身創痍。自分もヘトヘトだ。
これは地形のミニチュアだったのだろうか。まず、運転室に入ってみよう。
錆び具合が老翁の域。約20年でここまで朽ちるのも環境のせいか。
狸さんのフンかな?鹿や猪、この辺りには多くの動物が生息している。
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乗り場に
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行ってみよう
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所々で崩壊。
ケーブルもゴンドラを支えきれなくなり、沈んでいる。
最大乗車人数 36名。
もう扉は使えない。乗降が難しい状態だ。
いつか重力で、地面に完全着陸する日も遠くないかも知れない。
しばし見つめ合う。ずっとずっと会いたかったのだ。
デザインが船原山駅の「志高」と類似している。双子のようなものだもんね(^-^)
ケーブルの先は緑に包まれる。再開はもう難しいだろう。
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さらに下ってゆくと
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機械室がある
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…凄いぞ!!!
広いだけでなく…
まだ下も深く!
さらに上にも続く!!!
ドーン!!ここの主登場だ。
Tsubaki Japan の刻名。創業100年を越えた機械チェーンの老舗らしい。
「上まで行けるか」無言で誘う。
受けて立とう。
だいぶ高い。さっき見下ろした階段を見ると…
トンでもない落差だ。この建物の外観は別府市内からも見える。それほど高いのだ。
得られる景色も格別。夏はどんな姿を見せてくれるのだろう。
道は運転室に続く。
横に測りが見える。6mくらいだろうか。
まだまだ上まで行けそうだが、危な過ぎる。
ひゅるひゅるひゅるひゅる…。
食堂も兼ねた休憩室もあった。
レトロなカップドリンクの自販機だ。ここは山中にあり、滅多に人は来ないだろう。
自販機の横顔は哀愁を帯びている。過ぎ去った日々を懐かしんでいるようにも見える。
真夜中にフッと明かりが灯ったら…と想像してしまうのは、最近見た映画のせいかも知れない。
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