大阪造船所は田川炭鉱の関連施設として、1936年に設立された。戦時中には輸送艦などを建造していたが、戦後は造船業から撤退した。
事務所、研究棟、巨大な工場棟の3棟から構成されている。
まずは事務所。
えっ…!?
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!!!
度肝を抜かれた光景。まるでセットされたような佇まい。きっと季節によって様々な顔を見せてくれるのだろう。
向かいの研究棟へ。
骨組みだけが残り、天井がスケルトンだ。
水辺からは野太い蛙の声が響き渡っている。
小屋の中へ。
実験器具が並ぶ。
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おーい…
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天井から声が!?
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なんだありゃー!
丸底フラスコが落っこちそうになってる。この状態になるまで、ゆっくりと星霜を重ねてきたのだ。ここは星も綺麗に見えそうだ。
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さあ、メインの
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巨大な工場棟へ
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藪を掻き分け…
圧巻の光景だ!!植物が繁殖し、幻想的な風景を織り成している。
屋根は見事に崩壊。
今は無き廃墟「川南造船所」もこんな感じだったのだろうか。
ここは凄く静かだ。周囲には何も無いもの。
「整理整頓 」「倉庫内禁煙」かろうじて残る当時の標語。
ずっと気になっていた奥の梯子へ行こう。ちょっとした展望台みたいになってる。
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登頂したぞー!はるばる来た甲斐があった。雄大な自然に飲み込まれる工場棟。人々の歴史を儚い幻想に変えていく。そんな過渡期を今眺めている。
提供:廃墟遺構空撮
- SAM2022.01.31 だいぶ様相は変わってしまいましたが、50年ぶりというのは感慨深いですね!コメント嬉しかったです。ありがとうございました☆
- 脩2022.01.28 22:19約50年前、この田川製作所の設備をお借りして当所で開発された「傾斜板シックナー」という排水処理装置の性能試験を行いました。期間は定かではありませんが何日か宿泊して実験を行いました。写真の中にある研究棟の機器などにに見覚えがあり、本当に懐かしく見させていただきました。
当時の貴重なお写真をお持ちの方、ご相談が御座います。是非連絡を下さい。
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