深い薮の中に隠れるように七福神の家が姿をあらわした。1977~1984年建築の二階建てのコンクリート造民家である。
無住となった時期ははっきりしないが、2004年時点で廃墟や心霊スポットとしての言及が見られる。
人的破壊の痕跡や落書きなどが見られるほか、風雨により木造部分が朽ちており、殆どコンクリート部分しか残っていない。
部屋は床板すら無い状態。
心霊スポットといえど昼は安全だ。木漏れ日が美しい。
二階への階段をわき目に。
もう少し一階を見よう。
独特な造りだ。
落書きも…凝っている。
なぜ「七福神の家」なのか。
建物の2階で女性の霊の目撃談が後を絶たず、ここを訪れた霊能者(ユタ)が霊を鎮める為に七福神の像を置いたことによるらしい。
それでは二階へ。
先ほど見上げた場所を見下ろす。放火もあったらしく、本来の姿は想像もつかない。
まずは、左の部屋へ。
きっとたくさんのヤンチャが訪れた。
右の部屋にはグラフィティー。
YoYo~!!まだまだここは来客が多いようだ。そして、奥には似顔絵…
懐かしの元総理。落書きに時代を感じる。
最後にここで一番有名な真ん中の部屋へ…。
陰陽マークだ。沖縄は落書き一つ取っても大陸文化の影響が強い。七福神の像は見当たらなかった。
最後にベランダへ出てみる。神無月と言えども陽射しは容赦なく降り注ぐ。沖縄はとことん熱かった。
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