
山深い場所にマイナスイオンが充満している。ここは、新興宗教団体「日本敬神崇祖自修団」の教祖、戸次貞雄が悟りを開いた場所。

パオーン。大きな白い巨象の像。

誰か乗ってる。

教祖の家族である。修行は10年にも渡り、妻と三人の子供に迷惑をかけた。その自責の念から、石造を造ったのだ。

象の後方には、これまたデカイ蛙がいる。

その蛙が眺める先…

美しき仏様だ。

滝のてっぺんにも見える…、神々しい何か。

行ってみよう。

道は危うい。慎重に慎重に…。

遠くで象と蛙がハラハラしている…。

洞窟。覗くと…

神様がいた。

えいやっ‼

頑張った。何か凄く満足した。
↓
ホッとしたのも、束の間
↓
ふと、気配がして
↓
振り返ると…
↓

ぐわっ!!

シャキーン!!

バァァァン!!!

あわわわわ…片手で元気玉作っとるぞ!!!これは勝てない!退却だ…

象と一緒に空を見上げる。古来から、多くの人々は悟りの境地を求めてきた。まさに人生とは、あてのない旅である。
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