石鎚保育所は愛媛県西条市(旧・石鎚村)にあった保育所。1969年に閉園した。
この橋を渡った山中に位置する。
本日は雨。足元も滑るので慎重に渡る。
山深い場所。心細さは拭えないが、廃墟の持つ世界観にはどっぷり浸れる環境は整っている。
見えてきた。
石柱に「石鎚保育所」の文字。保育園と何が違うのか調べたが、ほぼ同意だという。
建物が倒壊していたのは予想外。昨今のブログでは健在だった。
隙間もないほどにペシャンコだ。
保育所の後に「石鎚養蚕組合」として使用されていた時期もあったらしい。
この場所に「石鎚養蚕組合」の看板が掲げられていたはずだが、どこにも見当たらない。
この窪地はプールだろうか。
池のようなものも見つかった。きっと思い出はいっぱい詰まっている。
こちらは唯一残っていた建物。
お手洗いだ。
奥には赤いトラック。
ここで何となく上を見上げると…。
…見なかったことにしよう。
このトラックはきっと長いこと此処にいる。帰ってこない持ち主を待っているようにも感じる。
保育所の面影は見つけられなかった。
坂をさらに登ってみよう。
井戸だ。
坂を登った先にはお墓。
さらに山を登ると集落も残っているという。このお墓を見守る方も年々減っていくのは否めない。保育所も当時はちびっ子たちで賑やかだったのだろうか。周囲はただただひっそりと静まり返っていた。
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