木々の間を分け入った先。大谷石で建てられた2階建て建築が目の前にあらわれた。1970年代には存在が確認されている個人病院だったらしい。
青い大型バスが放置されている。ここまでの道が見当たらない。どうやってここまで来たの?
天井がぺしゃんこ…積雪により圧壊らしい。ここは北国、冬は一面の雪に覆われる。
少しだけ中を覗く。
まだ旅の途中だ。無への回帰へひた走る。
↓
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あ、あのー…
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おっと、メインの建物がお待ちかねだ。
殺伐とした空間。
ここは本当に病院だったのだろうか。
色々と謎多き場所。心霊スポットとしても名を馳せている。
階段せまっ!
二階へ。
コンクリの白壁はどこまでも無機質。
チラッ。
物品等は皆無。ロッキングチェアーがこのフロアーにあったらしいが、見当たらない。
屋上へ。
木々が生い茂っている。冬であれば雪がびっくりするほど降り積もるのだろう。
サヨナラバス。
二人は良きパートナーだ。もう戻らない主の帰りを今も待ち続ける。
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