通称ニケ病院。1960年代には開業しており、2004年頃に閉院したと推測される。二階建て建物が二棟残っており、病院とは思えない佇まいだが…
一歩入ると、そこは確かに病院だった。
レントゲン室も完備。
荒れ果てた室内に、春の陽射しが降り注ぐ。
座り心地の良さそうなソファー。隣の部屋に見えるのは…
どーん!!!
大きな無影灯。ソファーが、探偵のように窓から様子を伺っている。
今となっては信じがたいが、この場所で手術が行われていた証だ。
二階。
無造作に置かれた古時計が、なんとも渋い。
この建物は不思議な構造だった。
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隣の建物へ
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夏はきっと緑に覆われる。
…凄い
一つ一つの調度品が、渋いオーラを放つ。
当時、病院の先生といったら地元の名士であり、財力も抜きん出ていたと思う。ここも例外ではない。
外ではベビーカーが黄昏ていた。お子さんがいらっしゃったのだろう。
二階。
ニケ病院の由来。以前この辺りにはニケの銅像を含め、たくさんの骨董品があったことによる。圧巻の光景であったが、今はもう無い。
な…なんかいる!
SAM「大丈夫ですか?」東南アジアの彫刻さん「なんとか大丈夫です」
周囲は長閑な田園風景。
広い庭に石碑が残っていた。
過ぎた日々を懐かしむような横顔。暖かな春の陽射しが降り注ぐ。
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