
風の吹き抜ける絶景廃ホテル。展望台に隣接しており、360度の大パノラマを望める露天風呂が人気だったと聞く。2005年に廃業。

一歩踏み入れるとそこは、大パノラマの吹き抜けエントランスだった。

霧がかかってるけど、そんなの気にならない開放感。この深い霧が最終的に、幻想的な世界へと誘ってくれることになる。

色鮮やかな固定式の双眼鏡。君が、今ここの主だね。


待合室では、芸術的な光景が出迎えてくれた。粋な計らいだ。

レゴのような壁。解体途中物件。

この階段、味が出ている。「三州園ホテル」のミニチュア版みたい。

まず、地下へ行こう。


何も無かったので、外に出てみた。ボイラーがごろーん。奥に展望露天風呂に続く渡り廊下が見えるぞ。




展望というからには、屋上にあると思ってたけど違った。

隣の大浴場も似た感じ。奥に露天風呂があるぞ。

露天風呂。360度の大パノラマはどこだ?

さて、入り口の一つ上の階にやって来た。

エントランスを見下ろす。

ここまで、全面ガラス窓で統一した空間は珍しい。オンリーワンな宿として、訪問者の記憶に残っただろう。



客室のベランダからの風景。

やはり、霧が深い。

最後に、お客さんは入れない上の階へ。


機械室の奥、扉から木漏れ日が…
↓
ギギィィィ…
↓
驚きの異空間が待っていた
↓

ここはどこだ。まるで、白銀の世界に舞い降りたよう。ホワイトアウトで先が見えない。

まっすぐ天まで続く煙突。

霧にまみれた太陽が怪しく照らす。映画「サイレントヒル」の霧に包まれた街を思い出した。少し怖くなってきた…。
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