1971年に建設され1986年に倒産した大型ホテル。2007年に一度改修工事が始まったが、再利用されることはなく解体工事が進んでいる。
名前の通り高原にあり、見晴らしは抜群。
ちなみに、この先は絶壁だ。
目を移すと、ホテルがまだ残っていた。
世紀末的なエレベーター。
雪も相まって寒々しい。
螺旋階段。ここもいずれ無くなる。
建物は五階建て。内部は伽藍としていたが、当時の賑わいを十分に感じさせるものだった。
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ここの醍醐味は大浴場にある。目指すはあの場所だ。
小規模な浴場を通り抜ける。
昭和あるあるで、こちらは女性用だったのだろうか。
一生ものの衝撃がこの後に待っていた。
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大浴場へ。
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ルートは完全に遮断されていたが、何とか到達。大変な労を要し、ここに降り立っている。
ここを訪れた廃墟探検家の写真は時々見かけるが、この解体途中の写真は珍しいかも知れない。しかも冬だ。
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圧巻の光景だった。
時折、粉雪が舞う。白い絨毯に影がスッと伸びている。なんて神秘的なのだろう。
深いぞ!!ってかなんというデカさだ。足元も滑るし注意注意…。
外は晴天。
気温は低いが、太陽はご機嫌だった。
五右衛門風呂を設置していた跡が見える。ここからの眺望はさぞや眼福だったろう。
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メインのお風呂場だ。
まるで銭湯のペンキ絵で描かれたような風景。この時の感動は計り知れない。
誰が書いたかグラフィティー。
振り返れば、圧倒的な存在感を放つ巨大な大岩が鎮座している。
どこから運んで来たのだろう。そしてこれから何処へゆくのだろう。
冬の青空はほんとうにキレイだった。
現役の頃にタイムスリップして、このお風呂に入ってみたい。
ゆっくりと当時に思いを馳せる。
帰り際、雪が舞い始めた。大浴場の時だけすっきりと晴れてくれた感じだ。今日の探索は生涯忘れない。
※こちらの当時のお写真をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ご一報下さいm(_ _)m
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