定期的に噴火を繰り返す三宅島。記憶にも新しい2000年の噴火。火砕流は多くの建物を飲み込んだ。そして、多くの廃墟を生んだ。
椎取神社。こちらは建て替えられたもの。白い木が見えるだろうか。緑が戻ったのもここ数年で、当時は一面が白い木で覆われる寒々しい風景だったという。
こちらが、当時の神社。
埋まっている。百聞は一見に如かず、を体現している。
奥のお社。土砂の勢いを物語る。
島の中央部分は現在も立入禁止区域だ。その外側を回ると、様々な廃墟が顔を見せる。
青少年研修スポーツセンター。
レクリエーション用のバギーだろうか。
別室には二段ベッド。宿泊も出来たようだ。
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お風呂に
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水が溜まっていた
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天から滝のように滴る水。
岩石がぶち開けた穴だ。落石による穴はあちこちにあったが、この偶然には驚きだ。
別の建物。周囲が白い霧で覆われているため、異世界に来てしまったみたい。
この辺りも、高濃度のガスが充満し、長らく立入禁止だった。でっかいドイツ製のガスマスクをした作業員が行き来していたという。
地域の方の話によると、2000年の噴火は二酸化硫黄を放出させた点で質が悪かった。全島民が避難。比較的安全になった今も、多くの島民が戻ってこない。
三宅島の歴史は火山と共にある。ここ500年では、平均50年間隔で13回の噴火が起きている。
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でも
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ここはイイトコロ
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車であれば、小一時間で回れる小さな島。三宅島は思い出を自分で作る場所だ。
島の人は笑いながら言う。時々、東京に刺激を求めに行く。ここには癒ししかかないからね、と。都会に住む人間はその逆だろう。
こんな素敵な夕焼け、都会では見られない。
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