久万(くま)小学校槙谷(まきのたに)分校。歴史は古く明治15年に開校。1990年に閉校となった。山奥の秘境集落の中にある。
昔ながらの味わい深い木造校舎。この巨木は桜だろうか。草木に埋もれた「育英の碑 」は地元の方々により建立されたものらしい。
正面口では椅子や机が日向ぼっこしている。
背丈の高い草を掻き分けて到着。校舎は、長いこと放置されているようだ。
構内は木の温もりがあふれる。
この絵は当時のものではないだろう。何かに一度再利用されたようだ。
当時の思い出は所々に残っている。
「じょうずに手をあらおう」絵も手書きだろうか。
太陽の光が射し込む清々しい廊下。
教室によっては床が大崩壊している。もう再利用は難しいだろうな。
二階へ行ってみよう。
日本全図やら、生徒作品やら。
落っこちた鏡が二階へ誘う。
採光が抜群!!思わず走りたくなる廊下。
ストーブだ。冬は周辺一帯は雪に包まれるのだろう。
周辺は盛大に緑が繁茂しており、何が何だかわからない。
残留物は殆ど無かったが、校舎が残っているうちに訪問できて良かった。
きっと当時のままの窓。子どもたちの活気に思いを馳せる。廃校巡りの醍醐味を十分に味わった。
そう遠くない場所に神社がある。実は後方の大木は凄~~~く大きい。きっとあの小学校の歴史も全部見てきたんだ。
長い階段。子ども達も駆け登っただろう。
戦前のものが沢山飾られていた。人の気配の全くない集落に残された神社。不思議と怖さは感じない。この一体を温かく見守り続けているのだ。
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