1966年から1970年に作られた喜撰山ダム建設時に用いられた砕石施設。橋台のような構造物、およびホッパーのような施設で構成されており、隣接してズリ山もある。今回は仰天の出来事が最後に待っていた。
この橋台のような構造物。ベルトコンベアに砕石を投入する施設だったらしい。
中から見上げてみる。
恵みの雨と光を浴びて、命が育まれている。
丸枠によって切り取られた世界。緑が際立って見えた。
この橙色の構造物は何だろう。丸枠にカポッてはめて、ホッパーの役割をしていたのだろうか。
こちら用途不明。
当時の様子を伺い知ることは出来ないが、感じるものがあれば、それで十分。
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不思議な形をした遺構だ。まるで巨人を見上げているような気分になる。
巨人の頭上には、当時のゴミが散乱。※手前のアルミ缶、蓋が取れるプルタブ式だ。1990年から現在のステイオンタブ式に切り替わる。昭和と平成の境でもあり、探索で年代を知る指標となる。
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最後にこの遺構。ぐるっと回り込んで…
この先に予想外の光景が待っていた‼
登って中に入ると…
!!!
頭上には巨大ホッパー。それはそれとして…
石碑たちが鎮座しているではないか。
鎮魂の石碑だろうか。もはや誰も訪れることのない山奥のホッパーの中に、なぜこんなものがあるのか。
世の中には人知を越えた領域が存在する。普段の生活にはそうそうない文脈が、廃墟探索では突如として現れる。
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