正式には「茶臼山荘」というレストラン。開業時期不詳ながら、1970年代より存在が確認されている。2002年時点で廃墟としての言及が見られ、2012年には不審火により全焼。ジンギスカンを売りにしていたことから、これをもじって「ジンニクカン」という通称が生まれたらしい。
重厚なコンクリート遺構だ。
奇抜なデザインから、廃墟化してからは「ショッカーの秘密基地」などと話題にもなった。
当時のものは殆ど無くスッキリしている。
いや、ちょっとは残ってる。
うおっ!無機質なコンクリに、グラフィティーが映える。
大木が倒れてグシャーってなってる。
つらら。今の気温は0度くらい。
プレートの破片を見つけた。ジンギスカンが売りなのは本当だったようだ。
少し離れた斜面を登った先に浴槽や、朽ちた建物が点在していた。冬なのにトゲのある植物が邪魔をする。夏はかなりキツいだろう。
さて、再び正面。
↓
な…
↓
なんと!
↓
上へ登る階段があった!!事前に把握しておらず、テンションが爆上がり。
最近、誰かが登った足跡が見える。雪はカチカチに固まり凄く滑るんるん。
チラッ。
登頂!
右の折れたコンクリ跡に入り、屈んでみた。
逆側から。
今日は小春日和で実に気持ちがいい。
ここからだと、先ほどのコンクリの倒壊具合がよく分かる。
バキッ、バキッ。
いつかは全部バキバキいくのかな。
下を覗く。ほんとうに不思議な構造物だ。
後から知ったが、南北アルプスを一望できる立地だったらしい。探索時はこの不思議な構造物に興奮仕切りで気付かなかった。
ここは、行きたいと思い始めてから三年以上経っていた。感無量。
一帯は清澄な空気に包まれていた。
コメント