1962年に移転改築された校舎。1992年に閉校した。雪害による損壊が目立ち、夏は建物全体が草木に包まれる。
両脇にトーテムポール。昭和後期は日本の電柱が木製からコンクリートに変わる過渡期。余った木材が容易に手に入ったのだ。
閉校跡は秘境の民宿に転身したが、数年で閉じたらしい。外観から建物がかなり傷んでいるのが見てとれる。
屋内に学校の面影は殆どない。
畳を敷いた影響だろうか。床が朽ちてべこんべこんだ。
残された黒板。リノベーション後も、様々な用途に使える万能アイテムなのだ。
岩部小中学校の醍醐味は後半に待っていた。
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裏手に体育館。夏は緑に阻まれて全く近づけないらしいが…
今ならいける。
よしっ!渡り廊下に到着!!旧校舎側はがっつり塞がれていた。
体育館。扉は果たして開くのか…
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開いた!!↓
ギギィ~
なんか、いる~!!!
アグリッピーナ(女性)さん!!しかも子ども連れだ☆旦那(アグリッパ)もおるぞ。
天井の穴から差し込む光。バスケットボールが一つ、転がっている。
積年の雨水は頑丈な床さえも腐らせる。
男の子は可愛らしい表情をしているなぁ。うんうん、思わずこっちまで笑顔になる。
廃墟では毎度、ノンフィクションの物語が紡がれる。一つ一つのストーリーは鮮明な記憶となって蓄積されてゆく。
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