見えてきた。
1974年3月に建立された座禅堂。2005年には廃墟としての言及が見られる。一度に420人が座禅を行うことができたらしい。
建物を囲む廊下には天井からのコンクリートの剥落が見られる。
入ってみよう。
中は伽藍としていた。
座禅スペースは畳がほぼ全て取り払われ、土台の木材部分が露わになっている。
内部も天井からコンクリート片の剥落が見える。
とはいえ気持ちのよい空間だ。
ちょっと陽射しが強いけど、早朝や夕暮れ時に座禅…いいではないか。
何だかドラゴンボールで孫悟空とクリリンが修行してそうな場所だ。
蓮の花だろうか。
他にも様々な仏具が残されている。
香炉やら、人形やら。
燭台には一本だけ蝋燭が残る。
事前情報の通り特に何も無かったが、構わない。感じるものがあれば十分なのだ。
それでは退出しましょう。
夏はきっと到達困難。これからゆっくりと山の急斜面を降りてゆく。
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