
井之平(いのひら)神社。国道に隣接する神楽殿が朽ちた状態にある。


2013年から老朽化が進み、現在は屋根が抜け落ち壁が崩落し、半壊状態にある。

文字が右から左。戦前に建てられた証拠だ。

上部には月も見える。幽玄なり。


舞台は抜け落ちている。


落書きも年代物だとちょっと微笑ましい。

円台が見える。神楽殿の神楽とは日本の神道の神事で神に奉納するための歌舞だという。この場所で巫女さんが舞い踊ったのだろうか。

朽ちても尚、天井の一本一本の柱が図太く迫力がある。

下から。

神事の道具。人々の心に響く輝きがあったに違いない。今は静かに埃をかぶっている。


再び、年代物の落書きたち。

最後に屋根を見上げた。何かおるぞ!!

鬼瓦(おにがわら)だ。厄除けと装飾を兼ねたものだという。きっと建立当初からここを見守っている。自身が生まれるずっとずっと前からだ。そっと手を合わせる。
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