正式にはエメラルド七島。全118室、収容人数742名の大規模ホテルで、16ヶ所もの宴会場を備えた巨大施設であった。2012年に老朽化のため閉館し、そのまま放置されている。
暗い。到着が遅すぎた。
そして壮大な案内図。本館10F、別館8F…気が遠くなりそうだ。
本館2Fの宴会場。
お膳たちが編隊を組んでいる。
炊飯器隊長を筆頭に、組織化されている。この廃墟、侮れない。
外はまだ明るいが、夜の足音は確実に迫っている。
別館の7F・8Fには大理石展望大浴場があり、そこから望む伊豆七島は絶景であったと聞く。
2Fにも露天風呂があった。新しめの落書きが至る所にあるyo!yo!
静寂は廃墟の醍醐味。そして、ここは波の音に包まれている。
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外の非常階段から
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一気に最上階を試みる
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タタタター!!キツい訓練を受けているみたい。炊飯器隊長の檄が聞こえてきそうだ。
7Fの小窓から展望大浴場がチラリ。
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結局外からは入れず
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再び駆け下りる。タタタター!!
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やっと8Fに到着した。結構汗だくだ。
大理石展望露天風呂「寿老人の湯」
映画館にいるみたい。窓の景色は昔から変わらない。ただ、こちらに明かりが灯っていない。ただ、それだけ。
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足早に
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ホテルの出口へ
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暗闇の中にいると、神経が研ぎ澄まされる。この時の感覚は今でも鮮明に思い出せる。
振り返ると、完全に心霊スポットの雰囲気だ。このホテルでは穏やかではない噂も聞いている。オバケは信じないけど、夜の廃ホテルはやっぱり不気味だ。
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