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伊吹山スキー場

一面の銀世界の先。ようやく見えてきた。

左手に見えるは伊吹山高原ホテル。右手が今回の目的の伊吹山スキー場。1956年に開設され、麓から3合目までを結ぶ伊吹山ゴンドラが運行されていた。

この3号目までは歩いてきた。長い長い道のりだった。

伊吹山スキー場は親会社の業績不振やスキー人口減少等により2005年に営業を終了。ゴンドラ自体は、その後も登山・観光用に夏季のみ運行されていたが、2011年からは運休となったままだという。

一階には、使われなくなったスキー用品が並ぶ。

沈黙して長い時を過ごしている。

さぁ、二階へgo!

ほぁぁぁ~!!!圧巻の景色が待っていた!!!

はるばる来た甲斐があった。しばし感動に浸る。

振り返れば、屋内にはたくさんのゴンドラ☆

近未来的なフォルム。

SF映画みたいだ。

開いてるのもあれば、閉じてるのもある。

製造年月は1988年。初代ではなさそうだ。

整然と並ぶ姿は幾何学的で美しい。

梯子を登ってパシャリ☆

閉鎖時に集められた消火器だろうか。

先頭でスタンバイしている3号。この顔はうずうずしている顔だ。ここから出発したいのだ。

背後のゴンドラの窓からそっと見る。現役の頃もお客さんはこんな感じで待っていたのかな。

ギュルギュル…

通電したら動いたりしてね(笑)

一体いくつのゴンドラが残されているのだろう。

ちなみに麓にも同じゴンドラたちが残されている。

雪解け水がリフレクションを作る。

微笑ましい場面にも遭遇した。

んん~

チュッ。ラブロマンスである。

そろそろ下山しなければ。

車が来られない相当な高所である。取り壊しも難しいのだろう。

この銅像は大正3年に伊吹山スキー場を創設さた中山再次郎氏。当時、スキーは竹を割って火でそらせて作っていたらしい。

ここもまた時代の波に流されたのだ。

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