長野県上水内郡信濃町にあるホテル跡。県道18号線沿い、長野と新潟の県境付近に位置する。1981年に開業。1階が駐車場、2階が客室の2階建てモーテル式だった。
1998年代に閉業し、2000年頃には既に廃墟として言及されている。廃墟ブーム時には廃墟本などにも取り上げられる著名物件となった。
建物側面にあった「セリーヌ」の文字も剥落。
無機質なコンクリート。
通路は細いが従業員用だ。部屋を巡っていこう。
鏡張りの回転ベッド。
どの部屋も昭和を感じさせるもの。
外の緑との調和。
外では車がビュンビュン走る。当時は窓があったとしても、結構響いたのではないか。
ここには特筆すべき点は特にないのだが、一つだけある。
この右手の謎の妊婦の絵である。ここ以外にも数か所書かれていた。世の中、何が有名になるかワカラナイものだ。
帰ろう。
もう一つ不思議に思ったのが、裏手の駐車場だった。どう考えても車の通る幅が無い。謎は謎のままに。ここもいつかは解体され、限られた人々の記憶の中でのみ生き続けるのだろう。
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