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ホテル藤原郷

1959年に創業。藤原郷に伝わる日本武尊の開湯伝説に基づく内湯「武尊の霊泉」と、藤原湖を眺望する露天風呂「静魂」を売りとして賑わった。

落人料理「ざるめし」を看板に繁盛しバブル期の売上は2億を超えたという。

しかし、2004年に温泉宿を謳いながら温泉を使っていなかった…という偽装が発覚し2007 年に倒産した。

その後、荒れた状態となり、多くの窓ガラスが損壊、無数の落書きが見られる状態となっている。

2014年には「浮遊霊の巣窟」等としてテレビ番組で取り上げられた。有名な心霊学者が216号室に浮遊霊がいると断言したという。

近年不審火もあったようで、時計が変形している。

構造上、正面のフロントとは二階に位置している。上へ行ってみよう。

丸い照明が浮かんでいる。いい感じだ。

宴会場。

大いに賑わっていたのだ。

当時の写真を見ると、お膳やお客さんでごった返していた。いつものように、ひしひしと無常を感じる。

廊下には見たことないくらいデカイ非常口!!

各部屋は当時のままに。

二階のフロントへ戻り、浮遊霊がいるとされる216号室へ。

着いた。軽く深呼吸をして…

ギギィ…

モワッとした空気が駆け抜けた。

メチャクチャ腐敗しとる!!空気悪い!!

浮遊霊はお留守だったよう。少し下を見て帰ろう。

!!!

どうやら今日は廃墟の祝日だったようだ。浮遊霊が帰って来る前に退散だ。

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