1963年に統合により新築された校舎。地域を見下ろす高台に位置する。1982年4月1日に閉校となった。
プールもすっかり自然色だ。
人が居なくなった。と、呟く校舎。最後の年は全校生徒14人。
この緑の気象板は奈良の廃校でも見た。どうやら、理科の教材備品らしい。
ありし日の生徒の思い出。
建物自体はまだしっかりしている。
あっ…
古いレトロなレコーダー。
何もない教室に佇む。一ツ瀬小学校で一番好きな場所。
黒板にはパネル。今年は赤組が優勝かな。
ここの廊下は面白い。青赤黄色で、注意を促している。
黄 赤 黄 赤…けっこう注意ってやつだ。
閉校して40年が経つのに、色々残ってるって凄いことだと改めて思う。当時の写真もあり、竹馬に乗る子供たち、プールではしゃぐ子供たちが写っていた。
手書きっていいよね。
帰り際、地下水を年配の女性に飲ませてもらった。娘さんが、この小学校の最後の生徒だったという。今はもう49歳でお母さんだ。廃校の際には14人全員の彫刻も添えて、石碑を建てたという。
女性「十四のひとみね。懐かしいわ」地下水はバケツにたまり、バケツの中では栗や山菜が気持ち良さそうにしている。ゆったりと時間が流れていた。
石碑「十四のひとみで 学んだ心を いつまでも 持ち続けたい」
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