部屋数48室、大宴会場、ジャングル風呂などを備えた豪華ホテルで、増設を繰り返し複雑な作りとなっている。ホテルの工事中に縄文時代の遺跡が2度も出土したという変わった経歴も持つ。2000年代初頭に温泉枯渇により廃業した。
春の木漏れ日。広いフロントでは、コーヒーのサイフォン式が佇んでいる。
自販機もウトウト…。
隅に置かれた椅子。きっと万緑の季節は緑に包まれる。
ゲームコーナーでは、往年のゲーム機が身を寄せ合っていた。
客室へ。
海が広がる最高のロケーション。
ファミコンは我慢して…
ゆったりと海を眺めるのだ。
寛ぐ時計。
青い海を背に、トルソーもいた。
まるで絵画のよう。
退廃的な空間となったが、ここから見える景色はきっと当時と変わらない。
大宴会場。
床に散らばったカラオケのカセットテープが、当時の盛り上がりを感じさせる。
大食堂へ。
すでに客人たちは着席。そんな雰囲気。
確実に進む荒廃。天候によってはトンでもない地獄絵図になりそうだ。
壁には大きな絵画が残されていた。壁の白と相まって気品すら感じさせる。
最後にお決まりの屋上へ。
奥に見えるのが名物のジャングル風呂だ。かつて東洋のハワイと呼ばれた八丈島。当時の栄華を彷彿させるものは今も島中に眠っている。
コメント