1980年代に開業。道路から見える外観のインパクトが凄い。外壁全体に雨染みや苔、ガラスの破損も確認でき、廃墟マニア垂涎の朽ちた味わいを醸している。
少し複雑な造りだが、白い部分がお客さんの宿泊部屋で7階まである。そして、8階に円形の展望スペース。
見上げる。胸が高鳴る。とても高鳴る。
レストランも併設されており、結婚式場にも使われていたようだ。気持ちはすっかり展望台モード、階段を駆け上がる。
2階。
階段は真っ暗で不気味。足音のみがコツコツと響き渡る。
6階。無味乾燥な客室が続く。
7階まで急ぎ足で見終わった。
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では
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扉を開けよう
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またもや真っ暗。ライトに照らされ、女湯と書かれた扉がぼうっと浮かび上がる。
こじんまりした浴場だった。見晴らしは良いけど、少し落ち着かないなぁ。
螺旋階段をさらに登る。シャンデリアがお化けのようにぶら下がる。
8階
ついに、展望台だ‼
草の絨毯にまず感激。内側の鏡も外の景色を綺麗に映し出す。
ん!何か見えるぞ‼いるぞ‼
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それは、鳥の墨絵のようなものだった。横のカーテンも利用している。粋なことを…
ここまで登ってきた甲斐があった。特異性を帯びたオンリーワンな廃墟。
中央のカウンターからもチラリ☆
最後に、看板の裏手に立つ。周囲には田園風景が広がり、風が強いけど気持ちいい。あの絵は巷で話題のバンクシーだったら面白いな。冒険要素の少ない時代にあって、ワクワクさせるもの、ロマンを感じさせるもの、大好きだ。
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