【お知らせ】廃墟のカフェRUINSで展示パネルリレー 詳細はこちら!

聖山迎賓荘

膝まで沈む雪をズボズボ踏みながらやって来た。

巨大な星形オブジェ(通称:聖山の星形オブジェ)の登場だ!!

雪が積もり過ぎて何が何だかワカラナイ(笑)

2018年11月7日放送のテレビ番組「世界の何だコレ!?ミステリー」(フジテレビ)で取り上げられた逸品だ。

写真の右奥の聖山迎賓荘に関連したモニュメントらしい。あれが、迎賓荘であるかも定かではない。

さぁ!

行くぞ!!

膝までズボズボ雪を踏み抜きながら進む…。メチャクチャきつい。

一度振り返る。待ってろよ、謎の建物。

ズボズボ…ズボズボ…。表札、見えます…。

やはりあの建物が聖山迎賓館だ。この辺り、夏場は深い笹藪に覆われ接近困難らしい。

いや、冬場も十分キツい!!

見えてきた…。雪山登山の人は本当に凄い…そんなことを考えつつ…ズボッズボッ。

聖山迎賓館。二階建ての小規模建築で、昭和40年代に開業。10年ほど運営された後に閉業したという。

四角く切り取られた空間。ドキッとした。

正面ではなく

横から入ろう

すごくいい雰囲気だ…。

半世紀にも渡る沈黙。

冬の訪問者なんて皆無だろう。

建物全体が歪んでいるように感じる。この場所に立つのも勇気が要った。

正面玄関。冬場でも、小さな可愛い訪問者はいるようだ。

浴室。

小部屋。

意を決し…二階へ。

久々にK点越えの緊張感。

営業時はこの場所から、声を掛け合ったりしたのかな。

お手洗いを覗く。否、覗かれていると言うべきか。

右へ…

しずしずと進む…。

何もない部屋。色もない。

外は白一色。

あの二つの椅子が、いい味を出している。

ここの夜は真っ暗だろう。彼らは365日、朝を迎えゆったりとした時間を過ごす。窓の外では四季が巡り、いつ終わるとも知れない悠久の時が流れる。

大満足。

そろそろ戻ろうか。

ここの旬は冬な気がする。静謐な空気が建物全体に立ち込めている。

星形オブジェがメインだったのに、想定外の冒険であった。

帰り際、例の星形オブジェの裏側へ。

バタッ。大の字に倒れて見上げる。暫く足腰が筋肉痛になりそうだ。冬の廃墟もいいものだ。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる