誰が呼んだか「ドロイド医院」。世間は春休み。ちびっ子たちの元気な声がこだまする片田舎にそれはあった。
廃墟の中に順路はない。突然現れる真打ちにただ立ちすくむ。
世の中の音が、ようやく耳に戻ってきた。
ここにかつての清潔感はない。しかし、生と死にかかわる命のドラマがあった。何だかスタートから胸がいっぱいだ。
校舎のような造り。
植物の生い茂る敷地の中にあり、野鳥の羽ばたきに反応してしまう。
この産婦人科は入院病棟も兼ねていた。下駄箱は来客用だろうか。
このミシンもさぞ大活躍であったろう。
二階へ
やはり保育器だ。環境への適応力が弱い未熟児を収容する容器。元気よく退院するまで、親はハラハラだ。
いつの時代も赤ちゃんはかわいいね。
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なぜ「ドロイド医院」その理由はこの廊下の先にある。
ドロイドくん「どもー。」Androidのキャラクターのドロイド君に似ていることから、名付けられたそうだ。
いかしてるね!
ドロイドくん「エッヘン(照)」
ドロイド君には友だちもいる。
シャイで名前は教えてくれなかったけど…。
日当たり抜群の階段を見せてくれた。
廃墟にはそこのマスコットとなるものも多い。出会えると嬉しいもんだ。ドロイド君、君に会えて本当に嬉しい!!いつまでもここにいてね。
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