のどかな田園風景の中に小さな森が見えてきた。門柱には「愛心ダイアナクラブ福祉大学」「愛心福祉研究所」の表札が掲げられている。
森の中の小路をゆく。
ここは1970年代から存在が確認できる施設。もともとは結婚式場で、後に研修施設になったと聞くが詳細不明。
この物件、このグラフィティーが一番有名と言ってもいい。
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何故ならば…
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正面、側面、裏手。ベニヤ板で封鎖されまくって中は真っ暗だからだ。廃墟というより心霊スポットとして名を馳せている。
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中に一歩入るとそこは漆黒の世界。
ライトで照らしているが、こんなにも真っ暗なのは珍しい。
外の光の一切を遮断しているのだ。
そんな中、ほんのりと差し込む光。なんだか救われたような気持ちになる。
食堂。
かつては腹を満たし、談笑の響いたであろう場所も沈黙を保っている。
うさまるか?
二階へ。
大広間だ。
地面には日めくりカレンダー。
もう未年は終わったよー。
今日は外の快晴に救われた。天気が悪ければ、魑魅魍魎が跋扈する心霊スポットとなり、多少の怖さを感じただろう。
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古いゲーム機があると聞いていたが
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どこだろう…
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これか!最初に見た時はテレビと勘違いしてスルーしていた。大破しているではないか…
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応急処置を施した
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スペースフィーバー 1979年に発売されたシューティングゲーム。後にファミコンを開発した技術者による、インベーダーゲームのアレンジ版らしい。
もう光は灯らないけど、往年時の勇姿はそのままに。今のゲームと比較すると、びっくりするほどルールや操作はシンプルだ。昭和のちびっ子達の心を鷲掴みだった。
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