猫さん、猫さん、大榮閣はどこですか?
あれにゃ!
バァァァーン‼
それは紛れもなく大榮閣だった。あの文字盤はきっと赤く光ったのだろう。想像したらドキドキしてきたぞ。
大榮閣は1970年代には確認されている老舗旅館だ。2000年頃には廃墟としての言及が見られ、退廃具合が凄まじいことで有名だ。
かつての炊事場だろうか。
この廃墟…
相当朽ちている。
パッと見、安全そうな場所もあるが。
下への階段はこの通り。看板には大鳴温泉の文字。大榮閣の歴史をずっと見続けてきたのだろう。
探索どころではない。
最上階の大広間へ。
至るところに穴。
下までストンだ。
取り壊しが先か、自然倒壊が先か。
周囲を巡る。竹藪に阻まれ全体像が掴めないが、随所で崩落が見て取れる。
目の前にとっても素敵な喫茶店があるにゃ。この大榮閣は、テラス席から外観をゆ~っくり眺めるのが一番である。
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