愛宕山鉄道の廃線をゆく冒険の始まり。
ここは以前ケーブルカーが行き来していた。開業は1929年だが、世界恐慌の影響もあり業績はすぐに悪化していったと聞く。
太平洋戦争中には、全線が不要不急線に指定されレールを軍に供出したことから廃線となった歴史を持つ。散々である。
さぁ、一つ目のトンネルだ。トンネルは六つある。
通過。どんどん歩みを進めよう。
思ったより足場は悪い。
二つ目のトンネル。
トンネル内は冷たくて、汗ばむ肌にヒンヤリ沁みる。さぁ、再び外へ。
三つ目のトンネル。ここは内部が崩壊しているため、迂回しなければならない。
トラバース。※山の斜面を水平移動だ。
どんどん行くぞ。
四つ目のトンネル。
今まで幾つかの廃線跡を巡ってきたが…、恐らく今回が一番キツイ…。
五つ目。ここも閉ざされているため、再びトラバーーース!!
先人のロープを有り難く使わせてもらう。
小休止。この缶はいつからここにあるのかな。
迂回を終え、振り返る。
どんどんどんどん行く。六つ目のトンネルも突っ切る。
なかなかの疲労感だ。がんばれがんばれ。
ここは落っこちないように注意だ。
側面から見るとこんな感じ。
両サイドに支柱。なんとなくエンディングが見えてきたぞ。
ほぁぁぁ〜。
…長い道程であった(涙)
当時はこれまでの行程をケーブルカーにて約15分で結んでいたという。文明の力の素晴らしさを肌で感じる。
ここは愛宕山ケーブル駅舎の裏側。さぁ、表側に回って探索を始めよう。つづく。
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