
1909年に開校し、1970年に閉校した。朽ちかけた木造二階建ての美しい校舎が残り、階段に「百万」「千万」など数字の桁数が書かれていることで知られる。


便所の案内板がちょいとお洒落。

個室の分け方もユニークだ。

分校でよく見かける炊事場。


さぁ、ここの魅力は階段にある。
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子供たちが元気よく叫びながら、駆け上がる様子が目に浮かぶ。算数はバッチリだ☆

踊り場の後はド・レ・ミ♪

廊下も味が出ている。左手の浦島太郎は生徒の作品かな。


天井が朽ちており、床は雨漏りで腐蝕。分校は公民館として再利用されることも多いが、ここは難しそうだ。

壁のグリーンが清々しい。



生徒は全学年で20~50人くらいだったそうだ。


あの壁の作品も、きっと当時のものかな。

玄関脇には、駅の待ち合い室みたいな小部屋。なんとも落ち着く。相生分校は破壊や落書きが一切なく、ゆっくりと終着駅に向かっている。

校舎の裏手に回る。

昔、ここに通っていたご年配と立ち話になった。元々、公立学校だったが所有権が個人に移ったせいで、誰も手がつけられずこんなボロボロになってしまったと嘆いていた。

通ったのは一年だけだったが、それはそれは楽しかったと懐かしそうに話してくれた。
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