国道に架かる橋からの眺め。川沿いの急斜面、下方に見える建物が元湯だ。 2005年には廃墟としての言及が見られる。
「千と千尋の神隠し」の湯屋のような美しい外観。三階建ての建物が岸壁に張り付くように建っている。
↓
アプローチは
↓
一筋縄ではいかない。
↓
真夏であれば恐らく到達出来なかった。
なかなかの藪漕ぎ&急斜面。でも…
その先には昭和の香りがそのまま残されていた。テレビは78年製。
開業時期は不明。
渋い電話機。ルーム電話だろうか。
実は建物の痛みが思いの外激しく、ずっと緊張しっぱなしだ。
床の下は…
↓
↓
↓
崖!!!
そーっと…。二階へ。
奥までやってきた。
家族風呂(女)。木造の階段は本当に危ない…敬遠。
素晴らしき廃墟美。十分に来た甲斐がある場所だった。
豚の蚊取り線香が助けを求めている。ごめん、部屋が傾いていて助けに行けないよ。
天井には蜂の巣。今はお休み。
左の部屋。
ため息が出るほどに美しい。
緊張感と感動が混ざり合って、アドレナリンが出っぱなしだ。
右の部屋。
階段の下、岩風呂(男湯)へ行ってみよう。
むぅ…。
外観も内部も魅力のいっぱい詰まった旅館。人のいなくなった建物は急速に朽ちていくものだがここは例外だ。ゆっくりゆっくりと時を刻み続けている。
コメント