山上にRC造り三階建ての校舎が残る。周囲はシーズンになるとマムシが沢山出るという深い森。当時の通学路はすっかり消え失せ、辿り着くのに難儀した。
その名も昭和小学校。1930年に開校し、人口密度日本一とまで言われた崎戸炭鉱にあり、最盛期には51クラス2720名の超マンモス校だったらしい。炭鉱の閉山により1968年に閉校した。
到着~!!なかなかキツかった。
見上げると渡り廊下が見える。ここはどんな構造なのだろう。
残留物は皆無。
床は本来もっと低かったのではないか。半世紀分の土砂が堆積し、ひび割れている。
何だかドキッとした。廃墟美は突然あらわれる。
二階。この校舎は落書きが見当たらない。それほどに世俗と隔絶しているのだ。
殺風景だからこそ、五感が研ぎ澄まされる。ここには自分一人しかいない、静寂の世界。
三階。ふと、天井がアーチを描いていることに気付いた。こういう拘りが好きだ。
水呑み場だ。この先に、最初に見上げた渡り廊下がある。
先には門柱があった。もしかしたらここが校舎の正門だったのではないか。Googleだと校庭とおぼしき敷地もうっすら見えた。
子供たちがここを駆け抜けたなんて、今は想像もつかない。不思議な感じだ。
これは階段の踊り場からの眺め。
屋上へ。
心地よい風が頬を撫でる。
なんという爽快感!そして達成感!!!
上に行ってみよう。
四方は森に囲まれ、遠くには日本海が見える。もうもう気持ちが舞い上がってしまった。
↓
さらに
↓
上へ行けそうだ♪
↓
遂に登頂したぞー!!たくさんの廃校を巡ってきたけど、ここは本当に別格。唯一無二の雰囲気を纏った素晴らしい廃校だった。
コメント