長崎県松浦市福島町。この町には幾つかの炭鉱があった。北部の鯛の鼻炭鉱、南部の福島炭鉱、そして中部の徳義炭鉱だ。
徳義炭鉱は1941~61年まで稼働した。 石炭の積み出し用として、海に突き出した桟橋跡が印象的な遺構として残っている。
アクセスは少し難しい。この高く茂った藪を這っていかなくてはならない。
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この場に立った時、本当に嬉しかった。様々なアプローチを断念し、何とか辿り着いたのだ。
赤茶色の遺構が見える。
地面の黒いのは砂状の石炭だ。
晴れ続きなので、美脚を間近で見られそう。
前進。
前進。水深は深い、ここまでだ。
なんだか、滑走路のよう。
奥まで行きたかったが、無理は禁物だ。
途中欠損している。10年前は繋がっており、釣り人が先っちょで棹を垂れていたという。あの場所にはもう行けないのだろうか。
視線を感じて振り返ると赤レンガ。君は徳義炭鉱の生き証人、色々と知っている顔だね。
赤レンガの中は空っぽ。折角なので赤レンガ目線での写真。
福島は秘境と呼ばれる島だ。棚田が有名で、四季折々の美しい田園風景が見られる。数ある炭鉱の遺構は、かつての人々の息遣いを今に伝える貴重な証言者なのだ。
※こちらの当時のお写真をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ご一報下さいm(_ _)m
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