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百島造船所

百島は瀬戸内海に浮かぶ小さな島。人口は500人に満たず、本土からフェリーで小一時間かけて到着だ。

瀬戸内海は、このように閉鎖した造船所が数多く残る。



見よ!!この巨大クレーン!!!威風堂々たる佇まい。ドローン等でも紹介されており、その映像は圧巻の一言。

下から見上げると迫力満天!!!エヴァンゲリオンの使徒のようだ。

クレーンの先からの眺め。逆光気味ではあるが、かえって神々しい感じだ。

光沢のある青いランプ傘が並ぶ。

働いていた人たちは、軽々とあの高い場所まで登ったのだろう。高所恐怖症の人では務まらない仕事だ。

周辺には多くの廃船が放棄されている。

2009年に廃業したと聞く。大海原への船台は残されている。




錆び付いた階段を登る。

閉鎖して10年以上経っている。慎重に、慎重に…。

運転室は大きく視界が開ける。ロボットアニメのコックピットみたいだ。

高所は風が強い。

この高揚感も廃墟探索の醍醐味。

美しい瀬戸内の海を一人占めだ。




クレーンの先からも登ってみよう。

ふり

かえると…

今日一番の景色が広がった☆青い海の中に、白い船が浮かぶ。
日本の産業を支えた巨大遺産は、これからもこの地で海を見守り続ける。いつ終わるとも知れない長い隠居生活は続く。

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