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二居変電所

大正時代に建築された変電所。詳細は不明だが、正式名称は萱付(かやつけ)変電所ではないかと推測される。廃墟界では知る人ぞ知る有名物件である。



知らなかった。

雪と廃墟。こんなに相性いいなんて。

発電所特有の寒色に、澄んだ空気。ここには静謐な緊張感も漂う。直進した先は…

なかなかの高所。

国道に面しながら、この場に立つのは少々大変だ。冬は雪、夏は草木に阻まれる。

しかし、カメラを携えた者であれぱ、異口同音に呟くだろう。

こりゃ、上玉だ…。

発電所にトイレがあることもしばしば。※はしごがあったので登って撮影

上の階へやって来た。徹底してコンクリの世界。残留物はもう見当たらない。

自然は常に侵入を試みる。

壁の落書きには、昭和49年10月3日と記されている。

ますます高所だ。目が回りそう。

カニさん歩きでパシャリ☆廃墟探索は時に命がけだ。



地上へ



行こう

建物内部で連結していないので、地上へ行くのも一苦労。

圧巻の光景。頭上に見える長方形の窓が、このブログ7・8番目の写真。その更に上のへりが、カニさん歩きゾーン。

消え入るアート。ここの環境は過酷だ。

そろそろ帰ろう。苦労が大きいほど、喜びも大きい。今日は仲間とやって来た。靴が濡れちゃったね、というお互い顔もどこか嬉しそうなのだ。

引用元:廃墟遺構空撮

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