道幅の狭い日原街道をひた走る。バス停と灯籠が目印だ。車を降りて、少し歩いて下ると目的の鍾乳苑が姿をあらわした。
1970年代には確認されており、2000年初頭には廃墟として知られる古い旅館だ。正面の扉は閉められている。警察関係の黄色いテープ跡もあり、以前何かしらの事件があったようだ。
↓
さらに下り
↓
側面から見てみよう
↓
ここから全体が見渡せる。斜面に張り付くように建てられた三階建て部分と、平屋建て部分から成っている。
なんと、当時の苑主の直筆看板が立ててあるではないか。四季の美しさ、風光明媚、空気のおいしさを謳っている。
ああ…有り難い、先人の道。※因みに心霊番組「世界の恐い夜 2016」のロケがここで行われ、出川哲朗などが入ったらしい。
ここは心霊スポットとして有名である。
夜は危険だ。底抜けが多く、注意が必要。
廃墟の顔は天候により大きく変わる。
今日は気持ちの良い秋晴れだ。これから木々も色づいて、紅葉狩りシーズンの到来だ。
苑主の文字は至る所に。
山深い一軒家。騒音など気にすることなく、大いに盛り上がれる場所だ。
二階へ。
↓
有名な部屋に
↓
到着だ
↓
この部屋。以前はテントが張られており、どうやら居候がおったそうな…。
水場へ。
綺麗だ。
まるで廃墟であることを忘れそうになる。川もすぐ近くを流れており、鍾乳苑はまさに風光明媚な立地であった。
↓
最上階の
↓
三階へ
↓
なにもない。でも…
古い旅館の情緒を十分に味わえる場所だった。実は最高の秋晴れを狙い澄ましての訪問。廃墟の顔は天候や季節により、大きく変わるのだ。
コメント