伊豆半島の国道を通っていると必ず目に飛び込んでくる有名廃墟。外壁に落書き、内部も人的被害と自然崩壊が見られる。市の所有ながら建物の権利関係が複雑で処理出来ず、長きに渡り放置されている。
目立つ事この上なし。車の移動に飽きた子供が絶対指差す、間違いない。
とは言え、苔の侵食具合など実に素晴らしい。
入り口は不法投棄の山。
ロビーも潮風&人的被害のダブルパンチでご覧の通り。
大川グランドホテルは、この波を模した壁が特徴的。右に見える階段を登ろう。
螺旋階段は年中無休で美しい。
眺めが良い。潮風が気持ちいい。
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ちょっと海に近過ぎやしないか…。波の音も近い。台風の時は大丈夫なの?ドキドキ…
右の扉から一旦外に出てみよう。
上まで行きたかったけど、国道からまる見えゾーンなので、すぐ戻る。
客間は大して見所なし。 この桃と蛸を合わせたようなキャラクターがやたら多い。
渋い顔「お風呂にでも入って行きなさい」
お風呂に到着。右手の女湯は頑丈に板張りされている。
男湯はご覧の通り。女湯が気になって仕方ないぞ。
外から行こう。ホテルの海側はとんでもないことになっていた。度重なる自然の猛威に耐えてきたのだ。
ドキドキ…
女湯も至って普通だった。
外の敷地にはプール。以前は、夏場限定で子供たちに開放され賑わったと聞く。
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向こうに見える別館へ
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大宴会場。潮風が横に吹き抜け、緑がほのかに揺れている。時折思い出したかのように、木漏れ日が差し込む。
屋台骨が当時の賑わいを彷彿させる。
大川グランドホテルは現在もゆっくりと朽ち続ける。
照りつける初夏の陽射しは、きっと当時と変わらない。
提供:廃墟遺構空撮
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