常磐炭田は福島県から茨城県に連なる広大な炭鉱。内郷、好間、湯本、茨木と四つの地区があり、今回は内郷地区の中央選炭工場にやってきた。
近くで見ると、本当に巨大な遺構だ。遠く車中からでも確認出来、それが徐々に近づいてくる高揚感は格別だった。
あの巨大ホッパーが圧巻‼
巨大!巨大‼巨大!!!稼働していた頃の轟音が、今にも聞こえてきそうだ。
ほんとにデカイ。奥の本丸へ行こう。
SF映画のワンシーンみたい。※伝わらないと思うがゲームの「グラディウス」の気分
幾何学的な構造美。
そして今年も季節は巡る。上の筒から雫がポツポツと滴り落ちている。
二階への道は完全に寸断されている。
先人たちが果敢にチャレンジし断念した跡も伺える。
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Departureは
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登頂済み
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当時の鉱員達の日常が垣間見える。時が完全に止まっているような空間。人の動きで空気も波打つのだろうかとさえ思う。
今回は再訪なのだ。夕焼け色にコンクリートが染まってきた。とっておきのあの場所へ行こう。
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住吉坑道。両端の2つの坑道は、コンクリートで完全に封鎖されている。昔、有毒ガスによる大きな事故があったらしい。
黄昏時に赤レンガ。禁断の組み合わせ。
手前はお釜。きっと、鉱夫たちのお腹を満たしていた。
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内部通路を進むと
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待ち望んでいた
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廃墟美が待っていた
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現役の頃は、ここに大きな扇風機が設置されていたと聞く。
自然と産業遺産の融合は時に、えもいわれぬ造形美を生み出す。
再訪なので、ある程度心の準備は出来ていたが…黄昏時は反則だった。ここは廃墟探訪の奥深さを教えてくれた。
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