道沿いにドンと現れる巨大炭鉱遺構。1896年に開発が始まり、戦後は総工費20億円をかけて最新鋭の設備を備えたが、1971年に大規模な出水が発生。全坑が水没しそのまま閉山となった。
それにしても存在感ある橋梁跡。一枚目、斜面奥に見える巨大なホッパー跡に向かおう。
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夏ならきっと入れなかった。時期外れの藪漕ぎで何とか滑り込むと…
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おおお…
植物が栽培されておるぞ!
心優しきホッパー達。定期的に滴る雨水で、緑はぐんぐん育つ。夏が待ち遠しい。
上方も色々ありそうだ。ここは想像の遥か上を行く場所だった。
当時の備品。沈黙して長い時を過ごしている。
足元には常に注意。
地下空間も存在するようだ。
奥にも大きな遺構が見える。
ここから飛べば行けるが、下方にあるため戻れる確証がない。先へ行こう。
中層階へ。
「電灯コンセット」手書きの文字に会えると嬉しい。
でっかい岩石。
奥では木材が深い眠りについていた。
高所からの眺め。碍子もあり太い電線が続く。
さっき見上げた、上方へ行こう。
久々のキャットウォーク。
梯子は石さん達が使っている。下はホッパーなので、形状は円錐に近い。
今日は大変な探索になった。嬉しい悲鳴だ。ひと休みしてさらに進んでいこう。
巨大炭鉱遺構を巡る。目指すは小高い丘の上。一帯を見下ろすかのように鎮座するあの遺構へ行こう。
人工物と自然が融和した生き物のよう。
登頂。景色は見えない。ハードな藪漕ぎだったが満足だ。
中郷鉱山跡は広い。このヘルメットは当時のものだろうか。
木と見せかけて電柱。
害獣駆除の仕掛けもあった。
さらに遺構が見えてきたぞ。
威風堂々たる佇まい。
上に到達。…ハードな木登りのみという徒労に終わったが満足だ。
さぁ、ラストの建屋だ。
巨大ホッパー群‼
色合いが渋い。渋すぎる‼
ぐわっ。ザリガニみたいだ。甲殻類なのは間違いない。
日本の産業を支えた功労者たちだ。
電磁フィーダ…電磁振動により、粉体を供給する装置。製造年月/昭和40年4月
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隣の部屋へ
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行くと
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再び巨大ホッパーが整列!
何だかロボットアニメの格納庫みたいだ。
この建屋には一体いくつのホッパーがあるのだろう。
斜め45度。時間の流れなど気にすることなく、陽光は降り注ぐ。
大満足だ。ここにはまだまだ見所が隠れているに違いない。いつかまた訪れよう。
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