創立は1872年(明治5年)で、現存する校舎は1957年に建てられ、1985年に閉校。ドラマ「みんな昔は子供だった」のロケ地に使われた。
木造校舎の階段は、どうしてこんなに惹き付けられるんだろう。
この踊場というネームセンスもいい。
残留物が少ないと、その分一つ一つ丁寧に見てゆくことになる。
「部落対抗~」とある。今は部落という言い方は差別用語で使用されない。
年表は「1975年ベトナム戦争がおわった」まで。
なんと、大正八年の卒業写真が出てきた。隣は陸軍大将乃木希典ではないか。
長く沈黙しているスピーカー。
なんだか色々、一周回ってハイカラなものに見えてくる。
当時は高級品であった白黒テレビ。観音開きの扉付きだ。
この先の部屋に、彼がいるのだ。
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いるよ。
いるよいるよ。
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SAM「こんにちは」人体模型「やぁ、ようこそ江草小学校へ」SAM「いつから、ここにいるの?」
人体模型「わからない。だって脳がないんだ。代わりに人体構造を見せてあげる。」SAM「ひゃ~」
昔、人体模型(一体15万円)は学校ごとに購入義務があった。しかし、実際に使用したことを、聞いたことも見たこともない。元金は税金であり、国と学校の利権の濫用と噂されているがどうなのだろう。
音楽室だ。
楽器たちが暇をもて余している。
ピアノは鍵付きで開かなかった。
またいつか活躍できるといいね。
ここは物置として使われている節がある。校庭もゲートボール場として活用されていた。残留物は少ないが、木造校舎の温もりは残っている。人体模型さん、お元気で♪
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