山の中に埋もれるように存在する変電所。1918年から1963年まで稼働していた三井美唄炭鉱の関連施設だ。
熊鈴をリンリン鳴らしながらやってきた。誰もいない心細さを吹き飛ばす光景に胸も高鳴ってきた。
他にも煙突、ホッパーや炭鉱住宅などの施設も残ると聞くが、今回のお目当てはこの変電所。
チラッ。
はやる気持ちを抑え、中へ。
これは凄い!!!
この扉一つとっても大好物だ。
程よく太陽の光が差し込む。今日は撮影日和。
さぁ、濃厚な時間の始まりだ。
天井部分は崩落し、壁だけが残っている。
緑が繁茂し、古代遺跡のような様相を呈している。
ここはずっと来たいと思っていた場所。
念願叶った。お待たせって感じだ。
こみ上げる思いが渦巻いている。
写真は現物を超える、とたまに思うが。
ここは写真より、現場の方がずっとずっといい。
二階があるようだ。
もっさもっさ。
一階の内部へ。
裏手から再び二階に行けそうだ。
一脚だけ佇む椅子。
季節によりここも様々な顔を見せるのだろう。
階段を降りる。
北の大地にはなかなか来られない。またここに立つことは出来るのだろうか。
基本的に一期一会の旅。今回のように心を揺さぶる廃墟との出会いが、また次への原動力となる。
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