皇后島(通称「ねずみ島」)の海岸に20年以上放置されている廃船。所有する会社は移動や撤去を拒否し続け、2015年に会社の代表が亡くなり、会社も解散となったという。
県の試算では処分費用は少なくとも1500万円になるといい、手付かずのままだ。
長さ約20メートル。船首にクレーンが備え付けられている。
ありし日の勇姿がまだ残る。
よく見ると「銀杏丸」の文字が見えるぞ。
「東京都」の「東」はペロッと取れている。
機械室。
室内は錆び錆びだ。今は干潮だが、満潮時はどこまで水位が上がるのだろう。
物憂げな丸窓。もう大海原は映らない。
操舵室に行ってみよう。
舵輪(ハンドル)はもう無いようだ。昭和52年のポスターがあった。
不思議だ。ここに立つと体がゆらゆら揺れる感じ。
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満潮時に再訪したら
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予想の遥か上の光景が待っていた!!
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これ、ちょうど一枚目の写真と同じ角度。
海がこんなにキレイだなんて☆
さざ波が静かに寄せる。
透明なエメラルドと錆び色は相性がいい。
靴が濡れても構わない。押し寄せる波を膝に感じつつ、夢中でシャッターを切った。
※こちらの現役当時のお写真をお持ちの方いらっしゃいましたら、是非ご連絡お願い致します。
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