1914年に建設された水力発電所。1965年に七飯発電所が建設されたことにより、役目を終えた。イギリス積みの煉瓦造りによる美麗な建築が残る。
星霜を重ねた煉瓦ブロックとアーチ窓。 引退後に漁具の倉庫として使用されていたらしいが、今はどうなのだろう。
一世紀以上も崩れることなく威容を保つ近代建築。思わず拝みたくなる。
ふと足元を見ると小川のせせらぎ。折戸川を水系とした水力発電所だった。
頑張って山を背にする側に回り込んだ。水はかなり綺麗で、川魚も見受けられた。
では中へ入ってみよう。
うほっ!屋根が崩壊している。漁具の倉庫としては、もはや用をなしていないようだ。
建物内部に入れるぞ。
あっ、青い人が逃げてゆく。
待て~。
なんて身軽なやつ。
なぜか奥には大きなテレビ。
散々に朽ちているがコンクリートは堅牢だ。
階段を登ってみよう。
とても静かだ。北の大地にもうすぐ冬将軍がやってくる。
二階内部へ。
左奥に趣ある扉が見える。
派手さはないけど、見飽きることが無い。ここは、いい廃墟なのだろう。
当時の面影は随所に残る。
北海道の空はどこまでも広い。当時もこんな空だったのだろうか。
予定時刻は過ぎているけど嬉しい悲鳴だ。時計を気にしつつ、もう少しカメラを回そう。
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