1964年に建設された校舎。1977年に廃校となった。険しい崖の上に位置し、海岸沿いの道から続く細いつづら折りの坂は、足場が悪く草木に覆われ倒木に遮られている。
ここまで来るのは、なかなか大変だった…。意外と広い校庭。高台にあり、晴れていれば校庭から津軽海峡が美しく見える。
半世紀近く放置された校舎は朽ちて野ざらしとなっていた。
雨風も入り放題。無への回帰は確実に迫っていた。
教室の隅に山と積まれた椅子。閉校の時からだろうか。
廃校の廊下はやっぱり大好きだ。
隣の教室は、部屋の中に水呑場。
色とりどりの可愛らしいコップが健在だった。手洗いうがいは、いつの時代も必須。
教室は以上の二部屋のみ。きっと複式学級だったのだろう。
奥に黒い何かがあるぞ。
ごっつい黒電話だ。一回くらい鳴ってもいいんだよ。
光が射す方へ行ってみよう。
正面玄関。
下駄箱の数が多い。最盛期はけっこう生徒がいたのだろう。
待合室。
ストーブじいさんは、みんなの人気者だ。毎日、楽しい話をたくさん聞かせてくれる。
綿の無くなったソファー。野生動物にかじられちゃったのでは…。
キニナル体育館へ行ってみよう。
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屈強な床が完全崩壊。積年の雨垂れは全てを腐らせる。
野球のグローブがあちこちに落ちていた。
卓球台もあるぞ。校章のついた演台は静かに佇む、もう戻らない日々を懐かしんでいる。
提供元:廃墟遺構空撮
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